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水野 誠; 花田 磨砂也; 井上 多加志; 小原 祥裕; 奥村 義和; 田中 茂; 渡邊 和弘; 浅原 政治*; 小西 一正*; 中里 宏*; et al.
Fusion Engineering and Design, 23, p.49 - 55, 1993/00
被引用回数:3 パーセンタイル:38.1(Nuclear Science & Technology)定常トカマク型動力炉(SSTR)用2MeV中性粒子入射装置の概念設計について記述する。装置は2個の接線ポートより炉心プラズマに2MeV,60MWの中性重水素ビームを入射する。それぞれのポートには8個のイオン源/加速器モジュールを有するビームライン1基が据え付けられる。モジュールはビームライン軸から外れて配置されており、加速されたイオンビームはイオンビーム偏向システムにより偏向され中性化セルに導かれる。このような配置とすることにより炉心からの直接の放射に曝されることなく、かつ、1つのポートに多数のモジュールを配置することが可能となる。また、モジュールあたりのイオンビーム出力を減らせるため、コッククロフト・ワルトン型直流高電圧電源の採用が可能となり、高電圧伝送系が不要となる。さらに、全モジュールが同一フロアーに配置されるため、メンテナンスが容易になる。
四本 圭一; 金沢 孝夫; 春山 保幸; 上松 敬; 水橋 清; 須永 博美; 鷲野 正光; 田村 直幸
JAERI-M 84-032, 122 Pages, 1984/02
昭和53年から56年にわたって更新作業が行なわれた日本原子力研究所高崎研究所1号加速器照射施設の仕様について報告する。新加速器はコッククロフト・ワルトン形で、単一の高電圧発生装置に対して水平および垂直方向に2式の加速管を配置し、水平加速管への加速電圧の印加は、圧力容器中におかれた高電圧切換装置によって行なえるようになっている。定格出力は、加速電圧が2MV、出力電子流は30mAである。ディアルビーム方式を採用することによって、水平、垂直方向の照射室で照射実験を行なうことができ、さらに、垂直方向で照射実験を行なっている間でも、水平方向の照射室では実験の準備を行なうことができる。本報告では新1号加速器棟の仕様および排ガス処理設備、照射用コンベヤー、安全監視装置等の仕様についても述べる。